第10回アジア武術選手権大会(4)
アジア武術選手権最終日も、熾烈な闘いが繰り広げられました。
日本代表選手は女子長拳と双人太極拳の競技に計7名が出場しました。
激戦の女子長拳では、貴田菜ノ花選手がミスのないキレのある演技を披露、見事3位に入賞しました。
特に演技の正確さ、力強さが評価されました。
今回初めて国際大会に登場した「双人太極拳」
この競技のルーツは2001年に遡ります。
私と邱慧芳(前太極拳世界チャンピオン)が日本を訪問した際に行った舞台演技が最初でした。
優美で流れるような套路が特徴で、時には二人が同じ動きをシンクロし、時には太極拳の対練形式で攻防を表現する…という斬新かつ独自の形式で注目を集めました。
その後、少しずつ発展しながら、中国武術協会の指導層にも認められ、中国国内の太極拳大会において正式競技種目に加えられるに至りました。
今大会の双人太極拳でも、各国の代表選手が優れた演技を披露しました。
日本の荒谷友碩選手と斎藤志保選手も優雅で安定感のある演技を披露し、銀メダルに輝きました。
さらに、西口直輝選手と平田優花選手も、初の国際大会出場ながら見事なパフォーマンスを見せ、8位入賞という好成績を収めました。
皆さんのお声援ありがとうございました!